パナソニックコンシューマーマーケティング株式会社(PCMC)は2月15日、九州支社(福岡市)、関西支社(大阪市)でリテールマーケティング(販売士)検定の「団体受験」を実施した。九州支社で20名、関西支社で16名が受験した。
PCMCは2級販売士資格を会社公認資格に位置づけ全社員の取得を目指している。登録講師の米林一郎氏(量販店部門人材育成責任者)が12年前から社内販売士講座「米林塾」を開催、21年度までに2級合格者464人を輩出している。しかし米林氏は、ネット試験化後「受講生が受験したかどうかわからない」「目標がないと指導しにくく、受講生もやる気にならない」と指導に課題を感じていた。そんな中、講座スケジュールにあわせて試験日を設定し、自社内で実施できる「団体受験」スキームの存在を知り、複数拠点での実施を企画。前例のない中で米林氏が各方面と調整し、2拠点での実施にこぎつけた。企業内での「団体受験」実施は珍しくPCMCが2例目。複数拠点での同日実施は全国初となる。
九州支社「団体受験」では登録講師の久保順一氏(PCMC企画部)が試験監督をつとめた。福岡商工会議所会員サービス部の江崎留美子担当部長、三河香代子課長代理、福岡販売士協会の岡野卓也会長、日販協広報委員(鴻本久美氏、岡野利哉氏)、青山直樹専務理事が視察。今後の連携について情報交換した。
米林氏は実施の成果に手ごたえを感じており、今後も講座スケジュールにあわせて団体受験を実施する予定である。
PCMC九州支社での団体受験風景

(参考)
パナソニックコンシューマーマーケティング㈱勤務の米林一郎さん

提案力アップにリテールマーケティング(販売士)検定試験を活用

「団体受験」の施行を希望する企業や教育機関向けのページ(商工会議所の検定試験)

新規開拓と維持継続。団体受験と養成講習会(販売士2022年12月号記事)