日本販売士協会の活動報告
(一社)日本販売士協会は、2019年3月28日(木)、「ファッションワールド東京-春-」(2019年3月27日~29日、会場:東京ビッグサイト)において、「店長・販売員向け研修セミナー」を開催し、100名を超える来場者が聴講した。
セミナーでは、ファッションプロデューサー/服飾専門家で、パッション&ヴィジョン合同会社代表のしぎはら ひろ子氏を講師に迎え、「曖昧な言葉では信用は得られない!『感性』だけでなく『知識』に基づいた接客のすすめ」と題する講演を聴いた。
同氏は、アパレル販売員やスタイリストなど8万5000人に服飾指導を行い、その解説は論理的でわかりやすいと大変評判である。
講師は、ファッション業界は「『所有』から『利用』へと流れる消費の変化(レンタルサービスの急成長)」という厳しい環境にあり、販売員に求められるものが大きく変わっていると述べた。そのうえで、顧客の信頼を得るためには、認知心理学を活用したコーディネートやデザイン・色のイメージなどに関する知識を持ち、的確に言葉で伝え、ロジカルな提案を行うという「知識に基づいた接客」が必要であることを訴えた。
参加者は共感しつつ聴講し、メモを取りながら熱心に聴き入る姿が多数みられた。
<日本販売士協会事務局からのお礼の言葉>
今回も多くの皆様に、ご参加・ご聴講いただき、誠にありがとうございました。これを機会に、接客やディスプレイを含む店舗運営など幅広い知識の習得を目指すリテールマーケティング(販売士)検定試験についてご認識を深めていただくとともに、今後も当協会の事業(セミナー・視察会等)にもご参加いただけましたら幸いです。