各地販売士協会の活動紹介
山形販売士協会は、2018年8月21日(火)、山形商工会議所(山形県山形市)において「夏の講演会」を開催した。
山形販売士協会 外山正芳会長 開会挨拶
第一部「働き方改革セミナー」において、社会保険労務士の鉄 浩二氏が、「人手不足対策」をテーマとして講演を行った。同氏は、人手不足への対策について、「人材の掘り起こし」と「生産性の向上」をキーワードとして採用や人材の活用に取り組むことを提案し、活用可能な助成金についても説明を行った。参加者は、同氏の説明にメモを取りながら、熱心に聴講した。
引き続き、第二部では、日本販売士協会賛助会員(登録講師)で、長野平青学園非常勤講師の坂口和江氏が、「身近に迫る『買物弱者問題』~『買物弱者』はなくせるか~」をテーマに講演を行った。
同氏は、日本全体・地方の人口動態を背景に、「買物弱者」の定義やデータについて詳細に説明し、近年の各省庁や地方自治体の「買物弱者対策」を紹介した。最後に、同氏は、「買物弱者」問題に関して、「“軽トラ市”の活用」、「コンビニやスーパーマーケットなどの周辺店舗や事業者のサービスを知る(利用する)こと」、「ネットスーパーの活用」、「公民館等で定期的な食事会などを開催(住民間のつながりの強化)」などの対策が提言した。参加者は、長野県に在住し、高齢者の家族を持つ立場である同氏の講演に共感しながら、興味深く聴講した。