ビジネス環境の変化に的確に対応し、
他社との差別化を図るために必要不可欠な試験です!

<帯広商工会議所ホームページ「帯広商工会議所活用レシピ」から転載>

店舗外観

高橋智信氏
㈱ザ・本屋さん 代表取締役 高橋智信氏

会社概要

昭和47年(1971年)、㈲高橋書店として電信通りで創業し、その後、柏林台店の出店に際し、緑図書企画㈲として昭和58年(1983年)に法人設立。書籍、雑誌や文房具などの販売をはじめ、地域の官公庁、学校、個人宅への配送も請け負っています。
現在は、十勝管内5店舗の他、道内に7店舗を展開。
書物との出会いを通じて、地域の人々が、科学・文化と自然の調和による幸福な生活を実現させることを願い、今日まで事業に取り組んできました。

販売風景

導入方法と狙い

当社では、リテールマーケティング検定を30年以上前から、従業員教育の一環として採用しています。入社後1年を経た社員には、販売員としての基礎的な知識を身に付ける機会として3級を受験するよう推奨し、店舗責任者への昇格には2級合格を要件の一つとして課しています。
試験科目は、店舗でのオペレーションから、マーケティングや販売・経営管理の方法に至るまで、流通業界の仕組み全体を扱う内容なので、検定を受験した従業員は、日々の業務の意義を俯瞰的に捉え、広い視野を持って仕事に取り組めていると感じています。
私たちの業界は近年、インターネット販売が大きくシェアを伸ばすなど、ビジネスモデルが大きく変化しつつあります。検定では、流通業の歴史的な側面も扱われ、5年毎の資格更新講習でも最新の情報を知識として習得できるので、販売士資格の取得・維持の推奨により、そうした環境の変化に対し的確に対応できる従業員の育成につながっています。

店内

今後の目標

一昔前までは、どんなに小さな町にも必ず一軒は本屋がありましたが、新たなビジネスモデルの台頭を前に、それらが今次々と姿を消しています。当社はこれからも、地域の人々から本当に必要とされる存在となり得ているかを自問し、本を選ぶ空間をお客様に提供するという部分で、その在り方を常にブラッシュアップさせながら、地域でのプレゼンスを一層拡大していきたいと考えています。

<出典:帯広商工会議所ホームページ「帯広商工会議所活用レシピ」(2016年10月12日掲載)>
※高橋智信氏の役職名、同社の運営する店舗数等、一部の記載については、2018年4月現在のものに書き換えました。