経済産業省は、「令和7年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」を実施し、10月21日に日本の電子商取引市場規模等について調査結果を公表した。
 2025年の日本国内BtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、27.6兆円(前年26.1兆円、前々年24.8兆円、前年比5.5%増)、BtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は、560.1兆円(前年514.4兆円、前々年465.2兆円、前年比8.9%増)といずれも拡大している。また、EC化率は、BtoC-ECで9.80%(前年比0.02ポイント増)、BtoB-ECで45.9%(前年比2.8ポイント増)と増加傾向にあり、商取引の電子化が引き続き進展している。
 物販系分野のBtoC-EC市場規模の内訳では、「食品、飲料、酒類」(3兆3,332億円)、「衣類・服装雑貨等」(2兆8,941億円)、「生活家電、AV 機器、PC・周辺機器等」(2兆8,829億円)、「生活雑貨、家具、インテリア」(2兆6,258億円)の割合が大きく、これらの上位4カテゴリーが2.5兆円を超過している。EC化率は、「書籍、映像・音楽ソフト」(57.93%)、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」(43.08%)、「生活雑貨、家具、インテリア」(31.73%)において高い値となっている。
 サービス系分野のBtoC-EC市場規模の内訳では、「旅行サービス」(3兆7,603億円)が大きな割合を占めている。2025年は全体の伸びは前年より鈍化したが、「チケット販売」(前年比15.13%増)、「理美容サービス」(前年比9.49%増)、「フードデリバリーサービス」(前年比3.43%増)は昨年より大きく増加した。デジタル系分野では、「オンラインゲーム」(1兆2,759億円)が大きな割合を占めており、前年比で1.65%増加している。全体市場規模は前年比4.52%増と、前年を上回る伸びとなった。
 近年、急速に拡大している個人間EC(CtoC-EC)の2025年の市場規模は2兆6,870億円(前年比6.34%増)と推計。
 また、日本・米国・中国の3か国間における越境ECの市場規模は、2025年においていずれの国の間でも増加。中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は2兆7,560億円(前年比4.5%増)、米国事業者からの越境EC購入額は3兆3,086億円(前年比5.4%増)であり、昨年に引き続き増加している。
 詳細は、https://www.meti.go.jp/press/2026/10/20261021001.htmlを参照