日本商工会議所は、7月14日、2025年度に施行した商工会議所検定試験のうち、「リテールマーケティング(販売士)検定」「日商簿記検定」「日商PC検定」の3検定における最優秀者5名を決定し、表彰式を開催した。 表彰制度は1976年度から実施しているもので今回が50回目。また、2025年11月に開催した日商簿記の全国大会「日商簿記‐1グランプリ」の一般の部・高校の部の優勝チームも表彰した。
今回、表彰されたのは、リテールマーケティング(販売士)検定1級の渡邉洋さん、日商簿記検定1級の井上諒香さん、石原蒼唯さん、日商PC検定1級の青木悠莉さん、和田優さんの最優秀者5人と東京ITプログラミング&会計専門学校名古屋校、滋賀県立八幡商業高等学校のメンバー。
表彰式では、日商の小林健会頭から「世上、生成AIの台頭により専門性がAIに置き換わるとも言われますが、必要な知識を頭の中に叩き込んでいることがAIと皆さんとの大きな違いです。専門分野を極める『縦』の強みに加え、多様な知識・スキルという『横』の広がりを持たせることが強力な武器となります」「複数の高度なスキルを有機的に掛け合わせ、新たな価値を共創していただきたい。これは決してAIに代替できない強みとなるでしょう。今後は後に続く方々の模範となり、わが国経済の底上げを牽引するリーダーとしてそれぞれの地域でご活躍されることを期待します」とのお祝いの言葉とともに、賞状と記念品などが授与された。
リテールマーケティング(販売士)検定試験の最優秀者となった神奈川県在住の渡邉さんはファミリーマート十日市場店のオーナー・店長として店舗の経営・運営されている。独立して、新たにご自身で店舗経営を開始するにあたり、販売の専門知識を身につけたいと考え、前職在職中からWEB講座で勉強され、退職後に2級を取得、その後1級のテキストを購入して独学。特に苦労されたのは、具体的な店舗運営に関する「ストアオペレーション」科目の習得だったが、この難関を乗り越えて学習を継続したことで、「小売業全般の基本知識が習得でき、店舗経営の基盤を身につけることができた」と渡邉さん。今後は「習得した理論を実践で生かすべく、日ごろの経営活動の中でトライ&エラーを繰り返そうと考えている」と抱負を語っている。
表彰式の詳細は、商工会議所検定サイトhttps://www.kentei.ne.jp/51030を参照。
【リテールマーケティング(販売士)検定試験】
2025年度受験者数は1~3級合計で約1.6万人。1級の実受験者数1,297人、合格者数222人(合格率17.1%)
商工会議所の検定試験「販売士」https://www.kentei.ne.jp/retailsales
ファミリーマートhttps://www.family.co.jp/

