日本商工会議所と全国観光土産品連盟は12月16日、全国各地の優れた観光土産品を選定する「2025年度(第66回)ニッポンおみやげアワード」(全国推奨観光土産品審査会)の入賞商品を発表した。審査部門は「菓子」「食品」「民工芸」と、訪日観光客向けの「グローバル」の4部門。今回は全国274事業者から466商品が出品され、延べ61商品を選定した。また、今回から「伝統的酒造り賞」を新設。賞を通じた販売促進、認知拡大等を支援する。
 同審査会は、観光土産品の育成・発掘を目的に1960年度から毎年、全国各地の優れた観光土産品の中から優れたものを「全国推奨観光土産品」として推薦し、特に優れた土産品に、厚生労働(菓子部門)、農林水産(食品部門)、経済産業(民工芸部門)、国土交通(グローバル部門)の4大臣賞、日商会頭賞、観光庁長官賞など各賞を授与している。受賞商品は、「NIPPON OMIYAGE AWARD」のロゴが使用できるほか、全国の信用金庫7000店舗のネットワークを活用した「よい仕事おこしネットワーク」が運営する「お取り寄せガイド」への掲載など広報PRの支援を受けられる。
 今回の大臣賞は、厚生労働大臣賞(菓子部門)「瀬戸内の八朔せとこまち」にしき堂(広島県)、農林水産大臣賞(食品部門)「あじわい鍋みそ煮込うどん」なごやきしめん亭(愛知県)、経済産業大臣賞(民工芸部門)「冷感北斎平盃3点セット」丸モ高木陶器(岐阜県)、国土交通大臣賞(グローバル部門)「おふきpetit」日根野勝治郎商店(京都府)の4点。表彰イベントは、3月6日に東京で開催する予定となっている。
 全国観光土産品連盟https://nippon-omiyage.com/
 日商アシストビズhttps://ab.jcci.or.jp/series/193/