日本販売士協会はこのほど、都内で2025年度各地販売士協会懇談会をハイブリッド方式で開催し、各地協会の活動報告や意見交換等を実施した。当日は全国の販売士協会役員のほか、日本大学商学部岸本徹也教授と同ゼミナールの学生ら約40人が出席。懇談会の冒頭あいさつした大島代次郎会長(千疋屋総本店代表取締役社長)は、各地の工夫を凝らした活動を高く評価するとともに、「全国の販売士の活躍を後押しする取り組みを共に継続していきたい」と強調した。
 活動報告では、札幌、盛岡、富山、長野、千葉、東京、神奈川、東海、滋賀県、大阪、福山、福岡の12協会の代表らが多彩な取り組みを紹介。リテールマーケティング(販売士)検定受験者・学習者の掘り起し、会員サービスの充実と会員増強策、販売士協会同士や地元教育機関・商工会議所との連携・交流強化に向けた対応などについて、討議した。
 日販協では、2025年度事業活動の中間報告書を提出。特に今年度の新規事業であるラジオ番組「販売士の知恵袋」、8月に設立した10~20代の若い販売士のためのコミュニティ「みんなの販売士」、月4回クイズ形式で販売士検定試験を紹介する「リテマチャレンジ!」、中学生向けのイベント「リテールマーケティングクエスト」等の取り組みを中心に充実・強化した各種事業を紹介。販売士制度の認知度向上、普及振興に向け、各地協会の発信力強化への協力等も呼び掛けている。
 販売士協会とはhttps://www.hanbaishi.com/japan-association