国土交通省は11月6日、第1回「トイレ設置数の基準と適用のあり方に関する協議会」を開催し、女性用トイレにおける行列問題の改善等に向けたガイドライン策定の議論を開始した。今後、関係府省と連携してトイレの行列改善等に積極的に取り組んでいる好事例を収集・整理し施設管理者等に提供。イベント等における仮設トイレ設置数についても改善を呼び掛ける。ガイドラインについては、トイレ設置数の実態調査等を踏まえ、行列発生の状況や要因等を分析し、2025年度内を目途にトイレの設置数に係る基準の点検・見直しに係る共通事項や基本的な方針をガイドラインとして取りまとめる。
国交省の調査によると、男性用便器の数より女性用の数が少なかった施設(※数字は男性用を1とした場合の女性用の比率)は、鉄道駅0.63、空港0.66、バスターミナル0.71、旅客船ターミナル0.77、映画館0.89、道の駅0.96、スタジアム・アリーナ0.98など。逆に女性用のほうが多かったのは美術館・博物館1.02、サービスエリア等(SA・PA)1.07、商業施設1.19、劇場・ホール1.93だった。
詳細は、https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000374.htmlを参照。