経済産業省は9月16日、IAEA(国際原子力機関)が取りまとめたALPS処理水の安全性に関するレビューミッションの報告書を公表した。報告書は、2025年5月26~30日にIAEAの職員と国際専門家(アルゼンチン、カナダ、韓国、中国、米国、ベトナム、ロシア)が来日して現地で実施した安全性レビューミッションの結論を取りまとめたもので、2023年8月の処理水放出後4回目のレビュー。これまで公表された報告書と同様に「関連する国際安全基準の要求事項と合致しないいかなる点も確認されなかった」と結論付けた。
日本政府は、「引き続き、IAEAレビューを通じて国際的な安全基準に従った対策を講じ続け、ALPS処理水の海洋放出の安全確保に万全を期していきます」と強調。今後もIAEAと連携し、国際社会に対し透明性が高い情報提供を行っていく考えを表明した。
詳細は、https://www.meti.go.jp/press/2025/09/20250916004/20250916004.htmlを参照。