総務省と中小企業庁は6月27日、地方公共団体における官公需に関する相談窓口を設置するとともに、「下請かけこみ寺」における同相談窓口の紹介を開始した。2023年度における官公需実績は、国等が約11.0兆円、地方公共団体が約17.4兆円。総務省では、企業間取引だけでなく、官公需においても適切に価格転嫁が行われるよう、中小企業・小規模事業者から「下請かけこみ寺」に寄せられた相談状況を共有し、個々の地方公共団体における相談への対応状況を把握することで、地方公共団体における発注が適正化されるよう取り組む。
 これまで企業間取引に関する相談のみを受け付けていた「下請かけこみ寺」においても、地方公共団体における官公需に関する相談受付を開始。具体的には、相談者の求めに応じ、全地方公共団体に設置された官公需に関する相談窓口を紹介していく。
 総務省https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei01_02000354.html
 中小企業庁https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2025/250627shitauke.html
 下請かけこみ寺https://www.zenkyo.or.jp/kakekomi/index.htm