厚生労働省はこのほど、2024年の人口動態統計（概数）を取りまとめ、公表した。出生数は9年連続で減少。23年を4万1227人下回る68万6061人となり、過去最少となった。
　合計特殊出生率は過去最低の1.15で前年の1.20より0.05ポイント低下。都道府県別では、最も高かった沖縄で1.54、次いで鳥取・島根・宮崎の1.43、佐賀1.41、長崎・熊本1.39、鹿児島1.38、大分1.37、山口・香川1.36の順で高くなっている。一方、最低は東京の0.96。次いで、宮城1.00、北海道1.01、秋田1.04、京都1.05、神奈川1.08、岩手・埼玉・千葉1.09の順で低い結果となった。
　婚姻件数は48万5063組で前年より1万322組増加。平均初婚年齢は夫31.1歳、妻29.8歳だった。都道府県別の平均初婚年齢で、夫の年齢が最も高かったのは、東京で32.2歳。次いで埼玉・神奈川31.7歳、千葉31.6歳、栃木31.4歳、茨木・群馬31.3歳の順で高かった。妻の年齢は、東京30.7歳、神奈川30.3歳、埼玉・千葉・京都30.0歳の順で高い結果となっている。一方、最も年齢が低かったのは、男性は山口・佐賀の30.1歳、女性は福井・香川の28.9歳だった。
　詳細は、https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai24/index.htmlを参照。