農林水産省は26日、これまで一般競争入札で決定していた政府備蓄米の売り渡しについて、随意契約に変更することを決め、契約の方法、対象者、売り渡し数量等の詳細を公表した。今回放出するのは、令和3年産10万トンと同4年産20万トンで、対象者は、年間1万トン以上のコメの取り扱いのある大手小売業者。業者への売渡価格は60キロ当たり平均1万1556円(税込)で、8月までに消費者に提供される分について、毎日先着順で受付・契約・販売する。
 農水省の試算によると、一般的なマージンを上乗せした小売価格は、5キロで税込み2160円程度となる見通し。一定期間後に政府が買い戻す条件は付けない。
 詳細は、https://www.maff.go.jp/j/seisan/syoryu/bichiku_zuikei/zuikei.htmlを参照。