農林水産省は2月4日、「2024年の農林水産物・食品の輸出実績」を取りまとめ、公表した。24年の輸出額は、科学的根拠に基づかない輸入規制を実施した中国・香港の影響を受けたが、その他の地域で大幅に増加した結果、過去最高の1兆5037億円(前年比3.7%増)。品⽬別では、ソース混合調味料、緑茶、牛肉、米などが2桁の伸びを記録した一方、水産物の多くが中国・香港による輸出規制の影響で前年比マイナスとなっている。
 24年の輸出額を国・地域別で見ると、米国が2429億円(前年比17.8%増)で最多。次いで、香港2210億円(同6.6%減)、台湾1703億円(同11.2%増)、中国1681億円(同29.1%減)、韓国911億円(同19.8%増)、ベトナム862億円(同23.7%増)、EU858億円(同18.5%増)の順で多い。24年の品目別の輸出額は、「加工食品」5341.8億円(前年比4.8%増)、「水産物(調製品除く)」2818.7億円(同6.3%減)、「畜産品」1395.5億円(同5.6%増)、緑茶など「その他農産物」1558.9億円(同19.8%増)、「水産調整品」790.1億円(同11.6%減)の順で多かった。

 詳細は、https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/kikaku/250204.htmlを参照。