観光庁はこのほど、2024年のインバウンド消費動向調査結果(速報)を公表した。24年暦年の訪日外国人旅行消費額は推計で8兆1395億円(23年比53.4%増、19年比69.1%増)となり、過去最高を更新。1人当たりの旅行支出は22万7000円(23年比6.8%増、19年比43.3%増)だった。
 国・地域別の旅行消費額は、中国が1兆7335億円(23年比128.0%増)で最多。次いで、台湾1兆936億円(同39.6%増)、韓国9632億円(同30.3%増)、米国9021億円(同48.6%増)、香港6584億円(同37.2%増)の順で多くなっており、上位5カ国・地域で全体の65.7%を占めた。訪日外国人の1人当たりの旅行支出額は、英国が38万2829円と最多。次いで豪州38万2311円、スペイン37万714円、フランス36万1321円、イタリア35万6521円、米国33万2346円、ドイツ33万2327円と欧米が高い傾向となっている。

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