山形販売士協会はこのほど、銀山温泉旅館組合の松本孝行組合長を講師に招き、「銀山温泉の現状と今後」をテーマに講演会を開催した。講演で、松本組合長は、外部有識者を招いて発足した「湯のまちづくり委員会」の活動や、「ベンチ、足湯の設置」「下水道・給湯管・電線地中化」「散策路の石畳化」「車両乗り入れ制限」等のソフト・ハード両面の整備の取り組みを解説。2カ月間の完全休業を実施したコロナ禍の対応、コロナ禍明けに順調に回復している観光客数の状況などを説明した。また、銀山温泉が観光庁の観光公害対策のモデル地域に選ばれたことに伴い、尾花沢市が実施する実証実験の内容を紹介。松本組合長は「オーバーツーリズムを解消し、観光客の満足度を高め、リピーターやファンを獲得。持続可能な観光地づくりを目指す」と今後の抱負を語っている。
銀山温泉https://www.ginzanonsen.jp/