岐阜県商業教育研究会は12月26日、岐阜市内の商業施設「マーサ21」で県内の高校生らがマーケティング力を競う大会「第5回岐阜県高等学校商業達人カップ」を開催する。今年の出場校は、県岐阜商、市岐阜商、大垣商、土岐商、中津商、岐阜各務野、飛騨高山、関商工、東濃実業、土岐紅陵、益田清風の岐阜県内11校の選抜チームに加え、県外から兵庫県立神戸商業高校が初参加。大会では、当日の売上だけでなく、企画から販売までさまざまな角度で評価し、総合得点を競う。生徒らは事業計画の立案、仕入れ段階から十分な吟味を重ね、広告・宣伝、売り場づくり、接客、販売から閉店、会計報告書の提出まで、日頃の学習の成果を現場で実践。当日は、同イベントで500円以上の買い物した客にマーサ21の買い物券が当たる抽選会も開き、大会を盛り上げる。
 昨年優勝の県岐阜商は、地元の名店「寿司処じんごろう」とのコラボ商品「ドーナツ寿司」や「いなり寿司」等で連覇を狙う。市岐阜商は、鏡島地区の名店とコラボした「ひるのんの 進化系おにぎり」「台湾カステラ」などを出品。大垣商は西濃ソールフードの雄「サンコック」と共同開発した自慢の「ガッツドッグ」で勝負をかける。土岐商は、東濃地域の人気商品「多々楽達屋ドライフルーツ」「堀養蜂園はちみつ」などを販売。中津商は、地元の人気施設「ちこり村」の「栗きんとんプリン」「栗きんとん生食パン」など特産の栗きんとんを前面に押し出す。岐阜各務野は、「各務原にんじんを使ったビビンバ」「みっぱらマドレーヌ」など各務原市のかくれた名物にスポットを当てた。
 飛騨高山は、「家族の幸せな時間」をテーマに、新名物の高山プリン亭「高山プリン」を提供。関商工は、地元で評判の「関牛乳」「虎屋」「かみのほゆず」の逸品を届ける。東濃実業は、「マエジマ製パン パリパリコルネ」「馬力家 ハンバーグ弁当・すきやき肉」など加茂地区の魅力を発信。土岐紅陵は、「虎渓 窯出しどら焼き」「村瀬 たじみあられ」など多治見の伝統の味を推す。初参加の益田清風は、しいたけ詰め放題など飛騨の産直市を会場で再現。県外からの初の挑戦者となる神戸商は、神戸で愛される「亀井堂総本店 瓦せんべい」「オリバーソースのドロソース」で独自性をアピールする。

 詳細は、https://www.masa21.co.jp/event/cat/5-5.htmlを参照。
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