帝国データバンクはこのほど、空き時間に短時間、単発で働く「スポットワーク(スキマバイト)」が広がりをみせる中で、スポットワークを請け負う「スポットワーカー」の活用に関する企業の意識アンケート調査結果を公表した。調査期間は2024年11月8~12日で有効回答企業数は1685社(インターネット調査)。調査結果によると、企業の約4割がスポットワーカーの活用に前向きである一方で、リスク管理などの課題も多いこと等が明らかとなった。
スポットワーカーの活用に興味がある(前向きな)企業の割合は、 「既に活用している(8.3%)」「活用を検討している(5.3%)」「検討はしていないが、興味はある(24.5%)」を合計すると38.1%。一方で、「興味はない」企業は49.8%だった。業種別に見ると、「小売」が最多で50.6%。次いで、「運輸・倉庫」(46.8%)、「サービス」(40.9%)、「製造」(36.5%)の順で多い結果となっている。調査を実施した、帝国データバンクでは、「企業におけるスポットワーカーの活用は、自社業務との相性の見極めが欠かせないほか、費用・時間のコストおよびリスクへの対応など解決すべき課題はありそうだが、働き方の多様化と人手不足の深刻化により、スポットワークは多くの働き手と企業の有力な選択肢として期待される」と分析している。
詳細は、https://www.tdb.co.jp/report/economic/20241121-spotwork/を参照。