消費者庁はこのほど、「エシカル消費」を主なテーマとした2024年度第3回消費生活意識調査結果を公表した。対象は全国の15歳以上の男女5000人で、インターネットによりアンケート方式で実施。調査結果を見ると、「エシカル消費(倫理的消費)」の認知度は27.4%(「言葉と内容の両方を知っている」「言葉は知っているが内容は知らない」と回答した人)で、23年度調査結果の29.3%から低下した。
 エシカル消費の言葉や内容の情報源については、「新聞・テレビ・ラジオ」が最も多く39.9%。次いで、「インターネット・SNS」(27.1%)、「消費者庁のWEBサイト」(8.6%)、「本・雑誌」(8.6%)の順で多くなっている。認知度が高かった10歳代では「学校での学習」が最も高く58.0%だった。
 消費者庁は、消費者による環境に配慮した消費行動の現状と課題の分析等を行う「グリーン志向の消費行動に関するワーキングチーム」の設置を決め、今月19日に第1回会合を開催予定。グリーン志向の消費行動を促すための取り組みの方向性や具体的な方策等について検討する。

 詳細は、https://www.caa.go.jp/notice/entry/039947/を参照。
 消費者庁https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/meeting_materials/review_meeting_009/