独立行政法人情報処理推進機構(IPA)はこのほど、幅広いIoT製品を対象としたセキュリティ適合性評価制度「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度」(JC-STAR)の2025年3月に開始することを発表した。経済産業省が公表した「IoT製品に対するセキュリティ適合性評価制度構築方針」に基づいて構築されるもので、IoT製品共通の最低限の脅威に対応するための基準(レベル1)やIoT製品類型ごとの特徴に応じた基準(レベル2、3、4)を定め、求められるセキュリティ水準に応じた複数の適合性評価レベルを設定。適合が認められた製品には、二次元コード付きの適合ラベルを付与することで、製品詳細や適合評価、セキュリティ情報・問い合わせ先などの情報を調達者・消費者が簡単に取得できるようにする。
IPAでは、11月中にも制度説明会を開催。具体的な申請方法や申請料、適合基準を紹介するガイドについても準備ができ次第、公式サイトで順次公開する。