日本販売士協会(日販協)はこのほど、リテールマーケティング(販売士)検定の資格取得や学習を支援している教育機関や職業訓練機関等、資格取得者を入試で優遇している大学等の「全国7000校調査」(仮称)結果の都道府県別情報の公開を開始した。今年4月から「リテールマーケティング(販売士)検定の学習の現場から」と題して各校の取り組みや合格実績等を公式サイトや公式SNSで随時紹介する取り組みの一環。2024年10月8日現在、全国約420校・機関の情報(全国一覧)を発信しているほか、22道府県の高校、専門学校、大学、短大の教育機関別の支援情報、都道府県教育委員会等の特徴的な取り組み、団体受験実施校やネット試験会場の情報も紹介している。
 高校におけるリテールマーケティング(販売士)の資格取得や学習支援は、商業系・ビジネス系の学科にとどまらず、農業系・食品系、水産系や総合学科でも広く実施されており、多くの高校生が挑戦。専門学校では、流通系・ビジネス系、ファッションビジネス系、スポーツビジネス系に加え、製菓等のフードビジネス系にも学べるコースが設定されているケースがある。販売士資格取得者を入試で優遇する大学や短大等も全国に広がる。日販協では、これらの情報を随時紹介し、学習者を後押しするとともに、資格対策講座等を設置したい教育機関等に登録講師を紹介する取り組み等もアピール。流通・小売業をはじめ幅広い業種で評価が高い販売士資格の活用を呼び掛けていく。

 全国一覧は、https://www.hanbaishi.com/news/17046を参照。
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