当協会登録講師の販売士制度普及振興の取り組み

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日本大学商学部の岸本徹也ゼミ(小売流通・マーケティング論)では、岡山県立岡山南高等学校の3年生の課題研究「販売士講座」で講師を務める取り組みを行っている。
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講座は、オンラインで行われ、2020年度は、前期5回、後期5回の実施であり、26名の生徒が受講した。講師は、同ゼミ所属の希望者による「販売士隊」で、後期は、鹿瀨理花子さん(リーダー)、岡部紗也加さん、瀧沢歩さんの2年生3名がメンバーで、交代で、毎回2名が講義した。

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販売士隊の皆さんに感想を話していただいた。

【鹿瀨 理花子さん】
この取り組みで一番印象に残っていることは、岡山南校の生徒の皆さんの学習に対する積極的な姿勢です。初回から、Zoomの画面越しにプリントに熱心にメモをとったり、真剣な表情で話を聞いる様子を伺うことができ、とても感心させられたことを覚えています。さらに、最終回までその積極的な姿勢を維持していたことは、とても素晴らしいと思います。それは、生徒の皆さんが販売士の勉強を多少なりとも楽しいと思い、勉強を好きでいるからなのだと思います。そんな皆さんと一緒に学習ができることはとても嬉しく、毎回の授業が楽しみでした。
この様な機会を設けてくださった岡山南校の先生方、日本販売士協会の方をはじめとする皆様に感謝申しあげます。ありがとうございました。

【岡部 紗也加さん】
販売士講座を担当する上では、学習内容に関して少しでも興味を持ってもらえるように、私自身がそう思えるような具体例を用いたり話し方を工夫したりすることを心がけました。楽しく、わかりやすくなどを意識すると教科書のほんの数ページをまとめることにもひと苦労で難しかったですが、普段とは逆の立場を経験できてとても面白かったです。
私は後期から販売士講座に参加しましたが、話に聞いていた通り岡山南高校の生徒さんはとても熱心で、授業後の感想をいただけることが嬉しかったです。講義の中の重要なポイントなどについてコメントがあると、きちんと内容が伝わったのだなと安心できました。
この取り組みを通して、ものごとを人に伝える、ということの難しさと楽しさを改めて感じることができました。今回の経験を今後の活動の糧としたいと思います。この講座に関わってくださった全ての皆様に感謝いたします。

【瀧沢 歩さん】
高校生と共に学ぶことで、自分自身の知識を整理し深めることができました。また、高校生から「一人で勉強していて難しかった部分が分かった」「身近な例が使われておりイメージしやすかった」など好意的な感想をいただくことができました。これにより私も楽しみながら一緒に勉強することができました。しかし、この講座を通して高校生に分かりやすく説明することの難しさを感じました。そのため知識の整理や練習を何度も行いました。この活動に参加させていただいたことによって成長できたのではないかと思います。この活動から得たことをプレゼンテーションや販売士の学習など様々なことに活かしていきたいと思います。このような貴重な機会をくださった方々に、心より感謝を申しあげます。

当協会登録講師であり、指導された岸本氏にコメントをいただいた。

【岸本 徹也氏】
同高校での講座ですが、2014年〜2019年までは、当時勤務していた流通科学大学で実施していました。日本大学では本年度(2020年度)が初めての取り組みですが、通算すると7回目となります。また、今回は、初めてのオンライン開催となりました。
同高校の生徒は優秀で、勉強熱心ということもあり、毎年、高校生の平均合格率を上回っています。
同校でご指導いただいている難波伸次先生、浦部真充先生のご尽力に敬意を表しますとともに、ご協力に厚くお礼を申しあげます。