受験した4名全員が2級試験に合格
品質重視、環境配慮で地域社会に貢献
松阪市・マックスバリュ
マックスバリュ中部(株)は三重県の松阪市に本社を有し、65店舗を展開する三重県下最大の食品スーパーマーケットチェーンである。名古屋証券取引所第二部に上場、ISO9001・ISO14001をダブル取得し、品質の重視と環境への配慮に力を入れる活気に溢れた企業である。
同社の販売士資格取得者は、1級3名、2級20数名、3級90数名で、販売士資格は社内において重要な資格の一つと位置づけられている。「資格取得援助規程」の中では、受験料の援助、1級および2級取得者には報奨一時金が支給される。
今回紹介する菰野店は通称湯の山街道・国道477号線沿いで、四日市市に隣接する菰野町に立地する郊外型ショッピングセンター「イオンタウン」内の店舗である。
菰野店の惣菜担当の西松紀彦さん(30歳)は入社4年目で、入社と同時に松阪商工会議所の販売士養成講習会を受講し3級に合格、昨年9月に四日市商工会議所の2級養成講習会を受けて10月の試験に合格した。仕事を抱えての勉強は辛いこともあったが、流通業の経営全般を理論的に勉強する良い機会であったし、同社の経営理念=cd=b860お客様のお役に立つ・地域社会のお役に立つ=cd=ba31が販売士のテキストに一貫して流れているマーケティング志向の考え方と一致することも理解できたという。
西松さんに将来の目標を尋ねると、「得た知識と2級販売士の資格を日々の商品計画や売場管理に生かし、チャンスがあれば商品バイヤーを担当して、これまでにない商品開発と売場づくりをしてみたい」と意欲的。また、来年は1級にも挑戦したい意向のようである。
本社の人事総務部では、四日市商工会議所の2級販売士養成講習会の案内を各店舗に流したところ、4名の社員が自主的に応募した。しかも、その4名が全員合格したことで結果には満足しており、自己啓発、相互研鑽の気風が広まっていくことを期待している。
商品チェックに多忙な販売士の西松紀彦さん
会社概要
本社所在地 | 三重県松阪市 |
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従業員数 | 684名(正社員) |
売上高 | 602億円(平成13年3月期) |
資本金 | 38億5100万円 |
事業内容 | 食料品を中心としたスーパーマーケットチェーン |