浜松情報専門学校

知識・スキルと社会人基礎力を備えた人材を育成

浜松情報専門学校は、1985年の開校で、30年以上の歴史と実績を誇り、情報教育を中心に、工業分野、商業実務分野、教育・福祉分野の３分野７学科を設置する総合専門学校である。同校の卒業生は6,800名を超え、静岡県西部地域を中心とする多くの企業等で活躍している。
同校は、「社会で自立するために必要な人間力と高い専門技術を有する人材を育成し、地域社会に貢献する」という教育理念のもと、知識、技術、資格の取得とともに、「社会人基礎力」を身に着けた人材の育成に取り組んでいる。
今回のレポートでは、ビジネスライセンス科での教育を中心に同校の取り組みを紹介する。

同科は、「社会人基礎力」を備え、企業で高く評価される数々の資格を保有する質の高いビジネスパーソンの育成に取り組んでいる。同科では、主として、事務職、営業・企画・販売職、窓口業務・接客事務、パソコンインストラクターを目指す学生が学んでいる。
１年次は、パソコンスキルの基礎や会計・経理の基礎知識の修得に加え、リテールマーケティング（販売士）３級をはじめ企業で必要とされる幅広い資格の取得に取り組む。また、２年次では、実務に即したパソコンスキルや企業会計・企業経営の知識に加え、ビジネスマナーとコミュニケーション能力を身に着ける。

同校教務課長の三上慎太郎氏に、同校での就職支援の取り組みなどについて語っていただいた。

【写真：地元金融機関での連携授業】

「当校は、開校以来、高い就職率を維持しています。2017年度の実績は99.2％で、直近５年間の平均でも98％以上です。学生の就職活動を支援するため、『校内企業ガイダンス』（毎年３月）や少人数の『就活ゼミ』を通じての就職指導を実施しています。」
「同科のカリキュラムの中で、地元企業にご協力をいただき、『連携授業』（地元証券会社での『株取引演習』）、会社見学、インターンシップへの参加も実施し、効果をあげています。」

【写真：地元金融機関での会社見学】

「当校では以前より、リテールマーケティング（販売士）３級の取得に取り組んでいます。受験は浜松商工会議所様を利用させていただいており、ご負担をおかけしていますが、学生の意識が社会へと向かうきっかけの一つになっています。変化に対処するための基礎知識を獲得する手段として、今後も受験を継続していきたい資格試験であると評価しています。知識のない発想は場当たり的で、博打のようなものです。学生には、根拠のある発想のために応分の知識が必要であることを、検定取得を通して学び取ってほしいと考えています。」

【写真：地元メーカーでの会社見学】

学校概要