ソニー学園　湘北短期大学

“就職の湘北”の基盤をなす“実践的な学び”

学校法人ソニー学園理事長で、湘北短期大学学長の宮下次衛氏より、同学における教育および就職支援などについてお話を伺った。同氏は、ソニー㈱国内営業本部統括部長、ソニーマーケティング㈱代表取締役社長などを経て、2012年から同学学長を務めている。

湘北短期大学での教育

本学は、1974年にソニー株式会社の寄附によって設立され、開学以来、ソニーと同じように「チャレンジ精神」をもって、社会のニーズを的確に把握しつつ、新しい短期大学教育の創造に取り組んできました。
本学の教育理念は「社会で本当に役立つ人材を育てる」であり、これは開学にあたり、ソニーの創業者の一人である故・井深大氏が語った言葉から生まれたものです。この理念を継続的に実現するため、しっかりとした基礎知識と実践に役立つ専門知識の習得によって「専門力」を培うとともに、「人間力」、「社会人基礎力」、「国際理解力」の養成に取り組んでいます。

“就職の湘北”を支える就職支援

本学は、お陰をもちまして“就職の湘北”というご評価をいただいており、2015年度の実績で就職率は99％です。
本学では、就職セミナー・会社説明会の実施や教職員による指導など、きめ細かな就職支援を行っています。一方で、多くの卒業生が幅広く社会の第一線で活躍している実績から、本学の人材育成の質が保証されて高い評価につながり、数多くの企業・団体等から求人をいただいています。
本学の就職支援の一環で、専門科目やビジネス関連科目で修得した知識や技能を活かして職業体験する様々な業種でのインターンシッププログラムを設けており、例年95％前後の学生が参加しています。学生にとって、自分の適性や応用力を発見し、自身の成長につながる、とても貴重な機会になります。

総合ビジネス・情報学科での教育

総合ビジネス・情報学科では、ビジネス系５分野、情報系２分野のフィールド（専門分野）に分かれ、ビジネス現場での体験を含め実践的学習に取り組んでいます。
ショップマネジメントフィールドでは、“お客様ビジネス”のプロを目指し、商品・サービスの企画、現場で役立つ接客・販売の技術、店舗運営の知識修得に取り組んでいます。
リテールマーケティング（販売士）検定試験は、販売職に必要な商品知識やマーケティングなどの高度で専門的な知識、仕入や在庫管理などの店舗マネジメント能力、さらに、接客を含めた販売技術が備わっていることを示す、流通業で唯一の資格です。
学生は、販売現場でのインターンシップ、広告制作に加え、販売士２級・３級などの資格取得を通じて知識と実践力を身に付けます。

資格・検定試験の活用と支援

本学では、学科、フィールドごとに、さまざまな分野で、就職や仕事に役立つ資格を取得できます。
資格取得を目指す、意欲ある学生を支援するため、「資格取得奨励制度」を設けており、例えば、販売士１級取得の場合は１０万円、販売士２級は３万円、販売士３級は受験料相当額、というように資格や級に応じて「資格取得奨学金」を授与しています。
資格は、学生が勉強した証であり、勤勉さを示すものです。全ての資格が就職に直結するものではないと思いますが、努力した経験や学習した知識とスキルは身になり、いつか役に立つものです。学生には、様々な資格や検定にチャレンジしてほしいと思っています。

※同学では、神奈川販売士協会の役員が講師を務めている。2017年度は、同協会会長の菅原潤一氏（日本販売士協会登録講師）が、前期の中級販売士総論、後期のショップマネジメント論、同協会理事の上田和成氏（日本販売士協会登録講師）が、前期の初級販売士総論、後期の商品販売企画論を担当している。
（写真は菅原潤一氏によるショップマネジメント論の授業で撮影。）

学校概要