エクステンションセンターの販売士講座とゼミで資格取得をサポート

埼玉学園大学

少人数教育の追求から得られる“学ぶ楽しさ”

今世紀に開学した「埼玉学園大学」は、21世紀の社会を担う人材を輩出する、地域に密着した小規模大学である。2学部4学科で、定員は1学科100人程度と少人数教育を重視しているだけでなく、1年生から4年生までの4年間、専任の教員がチューターとして学生を受け持つ。このチューター制が大学のセールスポイントの1つとなっており、学生は入学当初から資格取得や就職も含めて、きめ細かい指導を受けられる。

エクステンションセンターによる手厚い資格講座

埼玉学園大学のエクステンションセンターでは、大学の授業と就職活動を支援するための講座として、大学の講義後(18時以降)に資格取得関係28講座、就職支援関係7講座を開講している。最大の特徴は、「受講料がすべて無料」という点であり、在学生のほとんどが卒業までに何らかの講座を受講して成果をあげている。

人気の販売士講座

エクステンションセンター講座では社会的に高い評価を得ているものや、キャリアデザインに有益なものを幅広く開講し、目指すキャリアに合わせた6種類の受講モデルも示している。リテールマーケティング(販売士)3級も「流通業界を目指す学生」の受講モデルとして予め提示されている。
販売士対策講座は、ここ数年、ナルミナス・キャリア㈱の土田拓講師により行われており、小売業・卸売業へ就職する学生が多いため受講者も年々増加している。
 

日本販売士協会登録講師・柴田仁夫ゼミでの実践的学習

埼玉学園大学経済経営学部の柴田仁夫専任講師は、販売士1級および登録講師であり、かつ中小企業診断士の資格も所有し、政令指定都市の中小企業支援センターでの勤務経験も持つ。その経験と専門性を活かし、ゼミ生には理論だけでなく実際の現場を体感させる機会を提供している。
たとえば、大学近隣には日本屈指のショッピングモール「越谷レイクタウン」が立地していることから、ゼミでの課外活動としてモール内店舗の視察・調査などを定期的に行っている。また、1・2年生を中心に販売士3級の受験も推奨しており、2016年度のゼミ生は3級に全員合格している(1年生3名,3年生1名の計4名)。そして合格した学生には意欲の維持・向上のため、2級の受験も指導している。
学生のアルバイト先・就職先が、飲食業・小売業・サービス業などが多いという現実を踏まえ,毎年少しずつではあるが,リテールマーケティングに関する知識を学ぶことの重要性を伝えており、特にマーケティングを専門とする柴田ゼミでは、1級合格者をゼミ生から輩出できるよう、日々研鑽を続けている。

柴田ゼミ生の声

取材では、柴田ゼミの学生と直接お話させていただく機会をいただき、以下のような生の声を聞くことができた。マーケティングや企業支援の実践者である柴田専任講師の指導が活かされているようだ。
「柴田先生は生徒に本気で向かい合ってくれる。ビジネスマナーまで細かく教えてもらっている。」
「日本の中小企業300社の1つに企業訪問をさせてもらえた。就活の際の合同企業説明会で比較対象ができた。」
「このゼミでは名刺を作ることも推奨していて、他学の学生や社会人と接する場があるのが嬉しい。」
「ここに来なければ販売士の存在に出会えなかった。学生にとっては『アルバイトが一層楽しくなる資格』だと思う。」

柴田ゼミ
     ※写真:左から柴田仁夫専任講師、小内将太さん(4年)、佐野美樹さん(3年)、
         鈴木大和さん(2年)、関本遥さん(2年)、及川慎一朗さん(3年)、
         取材担当の髙見啓一広報委員

取材を終えて

後日、取材したゼミ生たちから取材担当者のもとに「取材の御礼メール」が届いたことに、一番驚かされました。販売士が「学生を大人に変える階段」として一役を買っていることを知り、資格の可能性を実感できました。

<平成29・30年度広報委員 高見啓一>

学校概要等

学校名 学校法人峯徳学園 埼玉学園大学
所在地 〒333-0831 埼玉県川口市木曽路1510番地
設立 2001年4月
設置学部 人間学部、経済経営学部
在籍生徒数 1,351人(2017年4月1日現在)

リテールマーケテイング(販売士)検定試験合格者数

2016年度 3級10名(うち、柴田ゼミ生4名)