北海道函館商業高等学校

北海道函館商業高等学校　流通ビジネス科の取り組み

学校の概要

北海道函館商業高等学校は、1886年（明治19年）に開校、2016年度で130年目を迎えた。
同校では、「士魂商才」の校是を掲げ、「個人としての資質」、「社会人としての資質」、「産業人としての資質」の育成を目標として教育が行われている。
同校には、流通ビジネス科、国際経済科、会計ビジネス科、情報処理科の4学科が設置されており、今回、流通ビジネス科の取り組みを紹介する。

学習の取り組み

同科では、特に、商品の流通やマーケティングに関する分野について深く学習し、サービス業や販売業などの流通業界で活躍するために必要な知識や技術・態度を身につけることを目標としている。
2年生からは、選択教科によって得意な分野の学力を伸ばし、販売士などの資格取得に取り組んでいる。
リテールマーケティング（販売士）検定試験受験に関して、授業では、「マーケティング」と「広告と販売促進」の科目で対応、指導を行っている。

リテールマーケティング（販売士）検定試験受験状況

同科の生徒は、1年生の2月に全商協会の商業経済検定を受験し、「ビジネス基礎」・「マーケティング」の2科目合格による科目免除（「マーケティング」科目）を活用し、2年生の7月に販売士3級を受験している。
2015年度、3年生11名が2級（9月）を受験、2名が合格（合格率約18.2％）、2年生80名が7月の3級を受験し、61名が合格（合格率約76.3％）した。（その後、3年生1名が2月の2級試験を再度受験し、合格している。）

生徒の声

2015年7月の3級検定試験に合格した2年生の感想を紹介する。

• 価格戦略などを授業で学んだので、買い物の際に訪問した店舗が身近に感じられるようになった。
• スーパーマーケットなどが、商圏など様々なことを検討して出店していることがわかった。
• 学習することにより、日常生活で、買い物をする際に店舗のレイアウトや商品の陳列など、興味を持って観察したり、考えたりできるようになった。

学校概要等

リテールマーケテイング（販売士）検定試験合格者数