販売士資格でスキルアップ
株式会社ハローズは昭和33年から続くスーパーマーケットチェーン。中四国地方を中心とし、兵庫県にも店舗を多数出店している。365日24時間営業を特色としており、「地域の人々の暮らしを豊かにしたい」という思いの元、心を込めた接客サービスで質の高い商品をお客様に提供している。
<写真左:人事部竹嶋さん 右:総社店大原さん>
【合格者への優遇内容】
同社には、販売士資格取得者が業務分野問わず活躍している。また、同社に入社以降に販売士を取得した社員には、合格級に応じて合格祝金や資格手当を支給している。
また、この制度については正社員だけでなくパートタイム勤務者にも適用しており、勤務体系に関わらず資格取得を目指しやすい環境づくりが見える。社員区分に関わらず、たくさんの社員が挑戦している。
【資格取得の意義】
同社では、販売士2級を取得することが昇格基準となっており、社員は自身のレベルアップのため販売士の勉強に励んでいる。1級は昇格基準ではないが、自己啓発にために勉強する社員も多数いる。
また、店舗販売や運営に直接携わっていない部署であっても、販売士の資格を持っていれば店舗スタッフの考え方や背景をイメージすることができるようになるため、他部署との連携が取りやすい点も販売士のメリットである。
【販売士合格者の声】総社店 大原さん(入社2年目)
入社1年目に販売士検定1級に合格した総社店の大原さん。「1級取得までに3か月ほどかかりましたが、科目合格などの制度もあり、受験しやすかったです。大学での専攻は理系で販売とは縁が遠かったですが、社内研修と販売士の勉強はリンクする部分も多く、より興味を持って学習することができました。
販売士では、教え方の使い分けについても勉強することができ、部下育成に非常に役立っています。現在、後輩や新入社員の教育をすることもありますが、教えるときの方法の違いによって伝わり方が変わることを実感しています。口頭で伝えるべきか、実演して見せるべきかの使い分けの大切さに気付くことができました。
その他にも、競合他社の調査にも役立っています。販売士を持っているからこそ、他企業店舗がどのように考え商品を陳列しているか、お客様にアピールしているかが分かるようになりました。今は、食品表示検定の資格取得を目指しています。」と、販売士検定の魅力や将来の展望について語った。
【会報「販売士」2024年12月号掲載】
<取材・執筆:福山販売士協会、日本販売士協会広報委員 岩崎 美友紀>
会社概要等
会社名 | 株式会社ハローズ |
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本部 | 〒701-0393 岡山県都窪郡早島町早島3270-1 |
代表者 | 佐藤 利行 代表取締役社長 |
従業員数 | 1,305名(ほか、平均臨時雇用者数4,653名) |
資本金 | 5,444,080千円 |
設立 | 1958年(昭和33年) |
事業内容 | 食品スーパーマーケット業 |
販売士有資格者数:1級51名、2級509名、3級232名(2024年7月時点)
※2、3級両取得者は2級とカウント