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弘前販売士の会では、平成18年3月より、自分達の店を会員に紹介する“我が店を語る”会を2ヶ月ごとに開催しております。
各会員が、自店の沿革、就職した理由、店の現状、将来の展望、日々困っていること、感じていることなど、全く自由に、思いっきり話してもらい、それについて会員皆さんの意見、感想を聞くというスタイルで行っております。
いつも顔馴染みの会員ばかりですが、なかなか個々の店の実情などを、改まって聞くというチャンスはめったにないので、毎回、異業種の意外な困っている所とか、こんな考え方、商売の仕方があるものかなど、つい2時間の制限時間を忘れるくらい活発な意見交換が行われます。
昨年10月25日に第8回目の会合が行われましたが、今回は私の当番に当たり、次の点について説明し意見を聞かせて頂きました。
1. 店の沿革
2. 我が店の経営方針
3. お客様の提案、要望、苦情などの対応について
このうち、特に3番目のお客様対応について、活発に意見交換しました。
<問題> 当店の食料品の対面販売において
・お客様から、商品の値引き要求が多くなった。原産地情報の確認が多くなった。・外国製品が、なんでも、まずい、安いという意見が多くなった。・お客様の間違った、保存方法による変質についての対応、返品、交換の店の判断基準について。・自店にとっての優良顧客とは、など。
<会員の意見>
苦情、要望は、宝の山だと言うけれど、現場で無理な要求を大声でやられると、一日中立ち直れない。産地表示は、法令基準にとどまらず、誤解を招かない表示での説明責任があるのではないか。商品の用途を聞いて、商品のランクを選んで進める工夫が必要ではないか。販売者には説明責任があるのだから、返品、交換はしなければならない。
優良顧客とは、金額が多い顧客もそうだが、頻度の多いお客が一番ではないのか。苦情については、恥ずかしいことなので他店の情報を得ることは難しいが、現場では、特に苦情が長時間になることを嫌い、金銭とか、物で解決しようとするのは、かえってクレーマーを増やすことになるので止めた方が、長い目で見て、お店にとっても、お客にとっても良いのではないか。
最後に、地方では、大型店の郊外進出によって、お客との関係が疎遠になる販売方法の店が大きな勢力を占め、昔ながらの業種店はすっかりなくなってしまいました。お客の需要に応えていないための現象だと言われると、確かにそうですが、くるくる変わって、何時もいる馴染みの販売員がいない店では顧客との信頼関係は薄らぎ、人でなく、商品表示のみを信じなければ、買い物できない状態は、商売本来の穏やかな売る側と買う側の信頼関係を妨げる要因になっているのではないでしょうか。
本来買い物は、売る人と、買う人が対等で、売ってもらってありがとう、買って頂いてありがとうという相互理解と感謝の気持ちの持てる状態で、初めて円滑な関係が築きあげられるのではないでしょうか。そんな笑顔がみえる販売士のいる店を目指したい、という言葉で、会合は閉会しました。
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