接客と商品(MTGカード)で差別化
ファミコンショップ経営に役立つ資格

会津若松市・(有)三友

 (有)三友のファミコンショップ桃太郎は、会津若松市街地南東の天神町に位置している。近隣にはカインズホーム等郊外店が集積している。
 同社は平成6年よりファミコンショップ桃太郎チェーンのFCとして営業を始め、「お客様の遊び場そしてお客様同士の情報交換基地」として毎日足を運びたくなる店作りを心がけている。経営者の渡部美紀夫氏は平成4年に2級販売士資格を取得、メガネのパリミキ勤務から独立開業して7年。昨年までは郡山にも店舗を持っていたが、会津店に絞り生き残りをかけたトライの最中で売上は最盛期の半分になっている。
 ファミコンショップは、今では上場企業が経営する100坪〜200坪の本やCD等との複合店が多くなっており、小規模店は淘汰の時代に入っている。そんな中で生き残るには、価格訴求での集客はとてもできない、そこで商品知識・接客に力を入れた地域に密着した店作りを目指した大型店との差別化を図っている。
 経営理念は「清掃は毎日やる」。きれいに管理されている店舗で「接客と商品知識ではどこにも負けない」として、大手との違いを出す差別化を徹底している。現在一番力を入れている商品は「MTGカード(マジックザギャザリング)」対戦ゲーム(カード式の将棋)組み合わせゲームで先般会津でDCI公認大会を開いた。この商品は仕入れルートも確立しており、売上と品揃えは会津で一番。客層は、近くにある高校や小学校の学生・生徒の他サラリーマンも多い。会員カードは1000人〜1200人分発行しており、1/3は固定客1/3が新規客、客の入りは3時過ぎから多い。
 渡部店長は、資格取得の動機について、パリミキで採用・雇用を担当した時に「販売士」を店長の資格条件として制度化した際に率先垂範して取得したもの。資格取得後の効果は大きく、パリミキでは原価意識が出てきて在庫の回転を気にする様になりチラシ一つ作るについてもいろいろ考えて作った。独立した後の経営面でも利益計算ができたし、経営自体のノウハウがあり有効であったと話していた。小規模小売業は大変な時代、販売士同士の横の繋がりがあれば情報交換等ができ有効ではないかと提案もしている。

会社概要
本社:     会津若松市
資本金: 600万円
年間売上高: 5000万円
従業員数 1人
事業内容: 家庭用ゲームのハード及びソフト、カードゲームの販売
 
店頭に立つ渡部美紀夫店長

(福島・経営コンサルタント 伊藤修二)
『販売士』2002年1月号


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