年商300億円と“地域の冷蔵庫”めざす

−自己啓発に補助金、管理職には2級が条件 −


神戸市・(株)マルハチ

みてじま店オープン日の光景
 阪神淡路大震災から10年が経った今日、スーパーマルハチも地元神戸の復興とともに、壊滅的な打撃を受けたなかから立ち上がり、成長をしてきた。震災前の平成7年の年商が45億円から平成16年度決算では167億円へと大きく躍進を続けている。
 現在の店舗は、大阪市の西端から加古川までの阪神間に食品スーパー11店舗を展開し、鮮度の良い生鮮食品とリーズナブルな価格が多くの消費者に支持され、どの店舗も来店客数が多いお店となっているのが特徴である。
 今後、2010年に年商300億円を目標に、事業の拡大をおこなっていき、より多くの地元消費者の方々に日々のお買物を支える「地域の冷蔵庫」と呼ばれるお店を目指している。
 創業は、終戦の翌年1946年と、すでに60年が経過しているが、社員の平均年齢は28歳と非常に若い。小売販売業の担い手として育てるため、会社は、社内集合研修をはじめロサンゼルスへ海外研修派遣するなど、社員教育には力を入れている。
 そのうちの一つに日本商工会議所が実施している「販売士検定試験」を取り入れており、テキスト代、受験料は会社がバックアップしている。新入社員は入社後3級資格の取得が義務付けられ、また、人事制度のなかで管理職資格への昇級試験受験資格として2級資格の取得が条件になっている。現在社内では、1級販売士3名、2級販売士94名、3級販売士101名と社員のほぼ全員が有資格者となっており、人材育成のメニューの重要な部分となっている。
 こうした、少しでも良いサービス、もっとレベルの高い販売を目指すという気持が社員の中に根付き、昨年からはさまざまな自己啓発メニューをこなすことに対して会社から補助金を出す制度もスタートした。「社員一人ひとりの成長が会社の成長」を社長自身が掲げ、人材の育成、さらにはそのことによって地域社会へ貢献をしていくことが、震災から復興へと支えていただいた消費者の皆様への恩返しと考えながら、マルハチは成長をつづけている。

<会社概要>
  本 社:神戸市灘区水道筋2−6 資本金:4,800万円
  社 長:栗花正雄 年間売上:167億円(16年度決算見込)
(神戸商工会議所人材開発センター 山地理恵)

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