デジタル化、写真市場は大激変

─人材育成に販売士制度を積極的に活用─


東京・(株)カメラのきむら

玉川高島屋新館に立地する(株)カメラのきむら二子玉川店
 「(株)カメラのきむら」が展開する東京都内の代表的な店舗、二子玉川店を訪問した。
 陳列は顧客の好みにそった品ぞろえを行い、レイアウトは顧客のライフスタイルに配慮したストアコンセプトになっていた。
 (株)カメラのきむらの創業は昭和12年、社歴は古い。営業品目はカメラ、デジタルカメラ、DPE、フィルム、スタジオ写真等々。
 特徴は、顧客満足をかかげ、地域に密着したチェーンストアの展開にこだわり、ロードサイドと郊外店にドミナント方式で出店していること。また、写真と映像の専門店としてデジタルカメラから数十年前の銀塩カメラまで取り扱い、最新のデジタルDPE機器をいち早く導入して、高いプリント技術を保持していること。それに、ハイレベルのベテラン技術者を雇用していることである。
 人事教育部門においても研修制度と昇進過程を明確に打ち出し、社員のやる気を高揚させている。すべての社員が店長的立場、経営者的立場で考え行動していけるように、入社から段階的に新入社員研修、実務者研修、店長育成研修を実施しており、商品研修や外部派遣研修も行っている。もちろん、研修教材には販売士制度がそれぞれのランクで大きな役割を果たしている。
 しかし、ここに来て、写真のデジタル化により、従来の写真業界は大きく変貌した。富士写真フィルムが特約店制度を廃止し、京セラがカメラ事業から撤退し、コニカミノルタは写真事業から撤退した。
 こうした状況の中、本年4月18日、カメラのきむらは、(株)キタムラと協業に向け準備を開始することに基本合意したと発表した。
 このことは、お客様に、より便利なサービスを提供するために、相互のノウハウと人材を共有・享受しながら規模の拡大を図り、サービスを創造し、共に研究開発を進めることを意味する。
 くしくも、古屋丈志人材教育課長は「この先、DPE業界はどんな業種・業態に変貌して行くか非常に流動的である。このような時こそ、幅広い識見を持ち、いかなる変化にも対応し追随できる応用能力のある人材が必要である。そのためには、従業員の基礎力形成に最適な「販売士資格制度」を今以上に積極的に活用したい」と力強く述べられた。

<会社概要>
  本 社:東京都中央区日本橋室町4−2−10 代表者:木村朝彦
  資本金:3億5,500万円 売上高:131億円
  従業員数:625人  
 

販売士制度活用事例