はやし

資格取得を奨励 ―社員のモラールアップ―

 過去18年間販売士資格に関する資格奨励を行って社員の質向上と利益率確保を図っている企業がある。すでに正社員に占める販売士資格者の割合は30%を超えているというから驚きだ。

 大阪市に本社を置き、食品を中心に衣類、住関連商品まで扱う総合的なスーパーマーケットを展開している「はやし」がそれだ。同社は大阪府南部地域に16店舗を展開している。創業は1963年。従業員は正社員が387人で、パート職員が401人。そしてアルバイトを117人抱えている。98年8月期の年商は202億円で、経常利益は2億3400万円という優良企業だ。精肉店から出発しただけに、生鮮食品関しての品ぞろえには定評がある。

 販売士資格に取り組み始めたのは81年のことだ。社員に対し"商売の基本"を身につけさせようとして始めたのがきっかけである。

 販売士資格に対する奨励策としては、3級資格者に対して月額5,000円、また2級資格者に対して同10,000円、そして1級資格者に対して同20,000円の資格手当を支給している。こうした全社的な販売士資格への取り組みの結果、18年間で3級合格者が83人、また2級合格者が39人、そして1級合格者が2人と多数誕生した。

 同社人事部では、「販売士資格は社員のモラールアップに役立っている」と語っている。社員の総数はこのところ横ばいで推移しているだけに、毎年30人程度の社員が販売士資格にチャレンジしている同社の有資格者の割合は、今後さらにアップしそうだ。

(日刊工業新聞社・流通サービス新聞 1999年6月18日)

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