鈴木総業

取得者に手当支給 ―優位性へ今後も継続―

 オリジナル商品を開発し、業容を拡大している企業がある。静岡県清水市に本社を置く鈴木総業グループがそれだ。同社では、今後もより一層の社業拡大を目指して、各種資格の取得を奨励している。鈴木総業本体は経理、業務部門のみで成り立つ企業で、グループ5社をまとめる司令塔的役割を果たしている。

 グループ企業では、「アルファ・ゲル」として知られるシリコンゲルの製造を行っているほか、曲面印刷会社や樹脂加工メーカーなどを抱えている。グループ5社の社員数は250人。年商は合わせて約120億円だ。創業は48年。73年に現在のような形で分社化を行うとともに、資格奨励制度を導入した。

 資格支援は、会社に届け出た資格取得者に対し手当を支給するというもので、簿記、建築士、危険物取り扱い、電気工事、英検など多岐の資格に及んでいる。

 同社では、直接仕事に関係する資格に手当を支給するのが基本だ。例えば、経理部社員の場合、日本商工会議所の簿記検定試験1級合格者に対し、月額5,000円を支給している。また2級合格者に対しては同2,000円を支給している。

 現在までの資格奨励の効果について、同社総務部では、「現在のような厳しい経済状況の中で、他社との競争において当社が優位に立つことが可能なのは、社員の能力開発によっている部分が大きいと考えている」としている。このため、「今後も資格奨励制度を継続、発展させていくつもりだ」としている。

(日刊工業新聞社・流通サービス新聞 1998年11月27日)

 


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