| 経営 |
|---|
| 最近、自店の周辺に同業種の店舗がオープンしています。競合店を視察・観察する際のポイントと、どんな方法で自店に取り入れることができるか教えてください。 |
|
競合店、どう観察−自店と比較、強みを増強−
競合店舗を観察する場合、漫然と見ているだけでは必要な対策や戦略を構築することにつながりません。競合店観察で重要なことは、その店舗にとってのターゲット(お客様として想定している人)の発見とその評価にあります。どのお店も品ぞろえや販売方法は何らかのターゲットを想定した上で行っています。つまり、観察する店舗がどのような属性のお客様、例えば二十代の独身女性らを主なターゲットとし、そのために彼女らに対してどのような商品構成、価格帯、販売方法、各種サービスなどを採用しているかを発見し、またそれが狙い通りターゲットに受け入れられているかを観察します。店舗観察では「店を見る」以上に「その店に来ている人を見る」という視点が重要となります。 次に、観察結果を自店の戦略に取り入れる際のポイントはターゲット、商品、価格、接客、販売促進、店舗設備などの観察項目を事前に設定し、観察結果を自店のそれと比較して自店の強みや弱みを明らかにし、強みとしてさらに強化させること、競合店を参考に取り入れてみることなどの方策を検討します。 初めのうちは一人の消費者として軽い気持ちで店内を巡り、印象などをメモに書きとめ、なぜそのように思ったのかを検証しつつ再度店内を歩いてみることから始めるとよいでしょう。お客様は常に貴店と他店とを比較している、ということを忘れないでください。 浜本マーケティング事務所代表 浜本忠直 日経流通新聞 2001年7月21日 |